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Press Release

Wasabi Technologies、高性能ストレージクラスの発表に加え、AI向けデータ ストレージ コストの高騰に対処する高性能クラウドストレージをシリコンバレーに新設

Wasabi Fireと AI 対応のサンノゼリージョンは、高速性、シンプルさ、予測可能な料金体系により、 AI ワークロード向けにハイパースケーラーとは別の有力な選択肢を提供

November 20, 2025

マサチューセッツ州ボストン - 2025年11月18日 – Wasabi Hot Cloud Storageを提供するWasabi Technologies(本社:米国マサチューセッツ州ボストン、日本法人:Wasabi Technologies Japan合同会社、東京都港区、以下 Wasabi)は、AIワークロードに最適な高性能のストレージクラスであるWasabi Fireを発表し、人工知能(AI)向けの事業をさらに強化します。Wasabi Fireは2026年初頭に提供開始予定です。また、IBM Cloudとの関係の一端として、米カリフォルニア州サンノゼにストレージリージョンを新設しました。これらのマイルストーンは、スケーラビリティ、性能、コスト効率に優れたクラウドストレージに対する需要が高まるなか、AIインフラストラクチャ分野でのWasabiの存在感を高めるための取り組みをさらに強化するものです。

Wasabi Technologiesの共同創業者兼CEOのデビッド フレンドは次のように述べています。「オブジェクトストレージはAIに欠かせない重要な基盤です。ユーザーはスピードと費用のどちらかを犠牲にする必要はありません。Wasabi Fireは、NVMe並の性能をかつてない低価格で提供するストレージクラスであり、AIのトレーニングに必要なデータを低コストで保存できます」

AI時代に向けて構築されたWasabiのストレージ                                                            

これまで、AI開発への投資はGPUを中心に行われてきましたが、データレイクの急拡大により、ストレージが費用増加の主な要因となっています。多くのプロバイダーが高額で高性能なソリューションしか提供しないため、ユーザーは必要以上の費用負担を強いられています。Wasabiは旗艦製品であるHDDベースのHot Cloud Storageにより、高い汎用性と予測可能な料金を兼ね備えたアクティブワークロード向けストレージを提供し、こうしたモデルを変革しました。さらにWasabi Fireは、コンピューティング負荷が高いAIおよび機械学習のトレーニング、リアルタイムの推論、高頻度のデータロギング、メディアパイプラインに最適な、NVMe SSDベースの優れた性能を備え、Wasabiのプラットフォームを強化します。料金は1TBあたり月額19.99ドル(米国価格)で、下り転送料金やAPIリスエスト料金はかかりません。Wasabi Fireは、他社ハイパースケーラーのハイエンドモデルと同等の性能と耐久性を圧倒的な低価格で活用することが可能です。そして、GPUの生産性を維持し、AIへの投資効果を最大限に高められるよう支援します。

このたび、世界有数のAI拠点であるシリコンバレーの中心に、Wasabiにとって世界16番目のリージョンとなる「AI-Ready」のサンノゼ リージョンが新たに稼働を開始しました。 Wasabi Fireは IBMのインフラストラクチャと同じ拠点に配置され、AI のトレーニングおよび推論におけるレイテンシやボトルネックに対応しながらも、より複雑なワークロードを処理するための超高速ストレージを提供するものです。組織はストレージ費用を抑えつつ、GPUを最大限活用してモデル開発にかかる時間を短縮し、AIワークロードを拡張することが可能になります。これにより、性能、効率、費用のバランスに優れた、AI向けに最適化されたインフラストラクチャスタックが実現します。

IBM CloudのゼネラルマネージャーであるAlan Peacock氏は次のように述べています。「Wasabiが、IBM Cloud San Joseデータセンターと共にシリコンバレーへと事業を拡大することを嬉しく思います。IBM Cloud上のWasabi Fireは、IBM のセキュアなエンタープライズクラスのインフラがもたらすメリットをユーザーに提供するよう設計されています」

Wasabiが管理するデータは現在3エクサバイトを超えており、そのサービスの規模と高い信頼性を示しています。また、複数の業界アナリストが、Wasabiのこれまでの成長はAIインフラストラクチャの大きな変化の一環だと指摘しています。

IDCでリサーチ担当バイスプレジデントを務めるDave McCarthy氏は次のように述べています。「Wasabiの急成長は、シンプルで予測可能なクラウドストレージへの高い需要を反映したものです。新たに登場したストレージクラスとシリコンバレーへの進出により、Wasabiの成長を支えてきたシンプルさを損なうことなく、AI開発のライフサイクル全体にわたってサポートするストレージプロバイダーとしての地位を確立しました」

詳細については、https://wasabi.com/ja/をご覧ください。

Wasabi Technologiesについて

Wasabiは米国ボストンを拠点としており、クラウドストレージを低価格、予測可能かつセキュアに提供することで、世界中のデータを保存することを使命としています。先見性のある企業は予測不能な料金やベンダーロックインに悩まされることなく、いつでも自由に自社のデータを利用し、業界で急成長を続けている独立系クラウドアプリケーションパートナーであるWasabiのエコシステムを活用して最高のソリューションを自由に構築できます。世界中のお客様とパートナーが、自社のデータを活用することで、潜在的な力を最大限に発揮しています。日本では東京と大阪でデータセンターを運用しています。詳細については、https://wasabi.com/ja/をご覧ください。


【報道関係お問い合わせ】

Wasabi Technologies広報担当

井之上パブリックリレーションズ 勝俣、池田

Email:wasabi@inoue-pr.com