Press Release
Wasabi、パブリッククラウドストレージに関する調査「2023年Global Cloud Storage Index」のAPAC版を発表
February 28, 2023
- 2023年のパブリック クラウド ストレージの成長率は、日本を含むAPAC地域がトップ
- 日本のお客様は「データ保存」よりも「データ運用料金」により多くの費用を費やしており、予算の超過が課題に
<APAC全体概要:パブリッククラウドストレージを活用し、マルチクラウド利用で他地域をリード>
- 「パブリッククラウドに保存するデータ量が今後1年間で増加する」と予測した回答は、グローバル全体が84%、APAC企業では85%でした。
- 「2023年にクラウドストレージの予算が増加する」と予測した回答は、グローバル全体が84%だったのに対し、APACの企業では87%でした。
- 「2022年に、ストレージをオンプレミスからクラウドに移行した」と回答したAPAC企業は93%でした。これはグローバル平均の89%を上回っています。
- APAC企業の61%が「複数のパブリック クラウド ストレージ プロバイダーを利用している」と回答しました。これは、グローバル平均の57%よりも高くなっています。
<日本:オンプレミスでの拡張には限界があるため、クラウドストレージへの移行率は高いが、費用や予算の超過が課題に>
- クラウドストレージの利用料金は、「ストレージ容量にかかる費用」(49%)よりも、ストレージの運用や検索、転送、分析などの「データ運用料金」(51%)が高い比率となりました。これについては、シンガポールとオーストラリアではそれぞれ50%で、グローバル全体では、ストレージ容量の費用が51%、データ運用料金は48%、その他1%となっています。
- 56%が、「2022年にIT予算を超過した」と回答しました。その理由は、データおよびストレージの使用量が予想を上回ったことに加え、データ運用料(地域間レプリケーションなど)が予想を上回ったことに依ります。
- ストレージ容量をパブリッククラウドに移行する要因は、「オンプレミスで利用可能な範囲を超えたリソース拡張の必要性」との回答が43%で、最多となりました。
- クラウドへの移行についての課題は、「移行プロセスに伴う計画的、または非計画的なダウンタイム」との回答が40%で、トップでした。
<シンガポール:クラウドストレージプロバイダー選定の際の最重要項目は「持続可能性」>
- インフラストラクチャーやサービスプロバイダーの取り組み、カーボンフットプリント計算などの組み込みツールといった観点からの「持続可能性」を重視するという回答が、52%でトップとなりました。これは、APAC平均の43%、およびグローバル平均の43%を大幅に上回っています。
- 96%が、「2022年に、ストレージをオンプレミスからクラウドに移行した」と回答しました。これは、グローバル平均の89%よりも高くなっています。
- 28%が、「2022年にIT予算を超過した」と回答しました。これはAPAC平均の51%、グローバル平均の52%と比較して、大幅に低くなっています。
- 86%が、「2023年にクラウドストレージの予算が増加する」と予想しました。その主な要因としてシンガポールで際立った回答が、「新たな規制やコンプライアンス要件」で、49%でした。これは、日本やオーストラリア(ともに35%)と比べても、大幅に高くなっています。
<オーストラリア:クラウドストレージの予算と容量の拡大に関する地域別予測で他をリード>
- 92%が、「2023年にパブリッククラウドに保存するデータ量が増加する」と予測しました。日本は84%、シンガポールは78%が、そのように回答しています。
- 98%が、「2023年にクラウドストレージの予算が増加する」と予測しています。これはAPAC平均の87%を大幅に上回っています。
- IT関連予算のうち、14.4%を「パブリック クラウド ストレージ サービスに費やしている」と回答しました。日本企業は13.3%、シンガポール企業は12.2%でした。
- 60%が、「2022年にIT予算を超過した」と回答しました。これはAPACの調査対象国の中で最大となっています。
<調査方法>
Wasabiは、独立系の市場調査会社であるVanson Bourne社に、クラウドストレージに関する本グローバル調査を委託しました。調査では、企業でパブリック クラウド ストレージの導入に、何らかの関与や責任を負っているIT関係の意思決定者を対象に、グローバルで計1,000名に調査しました。調査は、2022年11月~12月、公共機関や民間企業を問わず、従業員数が100人以上の企業を対象としました。調査は目的に沿って、適切な回答者を対象とするよう、厳格なスクリーニング プロセスを経て行われました。Wasabiについて
Wasabi Technologies LLCは、シンプルで予測可能、かつ手ごろな価格でHotクラウドストレージを世界中の企業に提供します。複雑な階層や予測不可能なイグレス料金を必要とせず、競合他社の5分の1の価格で無制限のデータを保存し、即座にアクセスすることを可能にします。世界中の何万もの顧客に信頼されているWasabiは、テクノロジー業界で最も急成長している、最も先見性のある企業の1つであると評価されています。Carboniteの共同設立者であり、クラウドストレージのパイオニアであるDavid FriendとJeff Flowersによって設立されたWasabiは、ボストンに拠点を置く非上場企業です。WasabiはBoston Red SoxのProud Partnerであり、Liverpool Football ClubとBoston Bruinsの「オフィシャル クラウド ストレージ パートナー」でもあります。Wasabiに関する日本語サイトは、こちら( https://wsbifeaturedev.wpengine.com/ja/ )。