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インフラ運用は面倒くさい!

2024 June 27

皆さんがITサービスの運用ために利用しているインフラ環境、いつバージョンアップしたか覚えていますか?ファイルサーバ用、バックアップ用、トランザクション用All Flash、アーカイブ用、などなど非常に多くのストレージを運用されていると思いますし、複数のメーカーの製品や、同じメーカーでも異なる機種を運用されている方も多いと思います。

昨今のランサムウェア対策等の脅威に対処するため、あるいはバグ修正のためにバージョンアップは推奨されるものですが、【あるコンポーネント】のバージョンアップを行ったために【因果関係のないコンポーネント】に影響を及ぼした経験がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私も、ストレージコントローラのバージョンアップを行った際に、なぜか直接つながっていないはずのネットワークのスイッチポートがハングしたり、不可解な現象を何度も経験してきました。バージョンアップを実施したストレージ製品の保守窓口に相談しても「当社のシステムにはエラーが出ていないので対処できません」となりがちです。年を追うごとに新しい機材が増え、かといって古い機材も棄てられず、ますます複雑化するインフラ環境を100%の自信を持って運用しているユーザー(あるいはベンダー)ってはたしてどれくらいいるのでしょうか?

またベンダー視点で見ると、全く同じストレージのモデルでも10社のエンドユーザーに導入すると10社とも構成が異なります。接続先がVMwareだったりHyper-Vだったりバックアップソフトや手法が違っていたり、導入時期の違いにより搭載されているバージョンが異なっていたり。全く同じストレージのモデルを全く同じ環境&構成、同じ使い方をしている企業なんてなかなかいません。オンプレ環境のバージョン管理などに対処する場合、何か起こった場合の前例が少ないということになるのです。

メガバンク級のインフラ環境であれば検証用やテスト用など事前にバージョンアップの実験をするための潤沢な設備が存在するのかもしれませんが、コストにシビアな世の中のほとんどの企業では本番環境しか持っていないことが多く、バージョンアップ作業は大抵「ぶっつけ本番」になってしまいます。 ベンダー側の検証設備が全く同じなんて稀ですし、手がかりはメーカーの提供している最新の接続サポート・マトリクスのみ!

本番環境のインフラに対するソフトウェアやファームウェアのバージョン管理の作業、きっとお好きな方はいないでしょう。。。 ネットワーク化されたコンピューターって運用がとっっっても難解。ほったらかしで運用出来たら最高ですよね。

クラウドサービスの強み

 クラウドサービスで利用されるインフラ環境も同様に、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器といったコンポーネントが多く使われており、複雑な環境で動作しています。 ただしソフトウェア・スタックのバージョンアップや新規ノードの追加(and/or 耐用年数を過ぎた環境の撤去)、障害対応などは、クラウドサービス提供者側の作業になります。

オンプレ環境とクラウド環境が大きく異なる点を挙げてみましょう

全てのデータセンター(リージョン)で同一の環境で動作している

 クラウドサービスのそれぞれのリージョンで利用されるサーバーやストレージは、規模の大小はあれ、一般的に同一のハードウェア構成、ソフトウェアスタック、セキュリティポリシーで稼働しています。1つの拠点で発見された不具合(バグ等)があれば、即座に全リージョンで修正が行われるため、大規模環境でも環境の標準化が実現できます。ユーザーは一切の手間やリスクを負うことなく常時最新かつ安心できる環境でサービスを利用することができます。

入念なテストや実験が行える環境がある

 前述のとおりクラウドサービスは多数のリージョンで同一のスタック(ハード、ソフト、etc)で運用されていますが、検証環境や開発環境は本番環境と全く同じ構成で、しかも最小構成で済んでしまうんですね。

 オンプレ環境で同じことをやろうとすれば【本番】【検証】【開発】と3倍近くの投資が必要となりますが、クラウド環境であれば【本番x多数のリージョン】【検証】【開発】となるため、比率的安価なコストで同じことが実現できるのです。クラウドサービスがオンプレ環境よりも高い信頼性をより安いコストで提供できる要因はこんなところにも存在します。

クラウドサービスを選択される際、コストも当然重要ですが、上記を考えると米国などIT運用にシビアな市場で育成され、かつ世界中(US, EMEA, ASIA)で多拠点のリージョン運用の実績を持つクラウドサービスのほうが安心ですね。グローバルで標準化されたルールや常識が反映されていることも強みだと思います。Wasabiは、こうした面からもおすすめできる選択肢だと思います。

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