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INDUSTRY

本格化するハイブリッドクラウドストレージ:ITリーダーが知っておくべきポイント

2025 November 14Andrew Smith

企業インフラの近代化が進む中で、明確になったことが一つあります。それは、ハイブリッドクラウドストレージが単なる移行モデルではなく、戦略的に不可欠なものであるということです。

Gartner®が発行したレポート“Hype Cycle™ for Storage Technologies” (2025年7月)では、ハイブリッドクラウドストレージはオンプレミス、エッジ、クラウドストレージを統合し、組織がさまざまな場所にまたがってデータを管理できるようにするものとされています。この環境を実現することで、複数の環境にわたって柔軟性、拡張性、コスト効率が向上し、シームレスなデータ移動、管理の改善、連携が促進されます。さらに、ファイル、ブロック、オブジェクトストレージのサポートや、ライフサイクル管理、同期、災害復旧のためのツールを得ることで、データのアクセス性、安全性、レジリエンスが保証されます。組織内のオンプレミス環境およびクラウド環境でストレージとインフラを最適化する方法を探している組織は、このレポートからタイムリーな洞察を得ることができます。

組織のストレージ戦略を見直すのに、遅すぎることはありません。本ブログでは、その理由がわかる3つの重要なポイントをご紹介します。

私たちは、クラウドストレージの近代化の取り組みにおいて、Wasabiが唯一無二かつ不可欠な要素であると考えています。

1. ハイブリッド基盤として台頭するオブジェクトストレージ

レポートで推奨されているオブジェクトストレージベンダーの条件は、柔軟性があり、総所有コストを削減できること、幅広い導入オプション(ソフトウェア版、パッケージ版、マネージドホスティング)とライセンスモデル(永久ライセンス、サブスクリプション)があることです。全体的に、企業は多様な環境にわたって非構造化データをより多く管理しています。オブジェクトストレージには拡張性、アクセス性、耐久性が備わっているため、大量のデータを保存し、クラウドでもオンプレミスでも標準化されたプロトコルを介してデータにアクセスすることができます。

ポイント:

Wasabiのクラウドは完全なオブジェクトベースでS3と互換性があり、ハイブリッド環境に最適です。昨今、ほとんどのアプリやプラットフォームはS3 APIをサポートしています。Wasabiでは、アプリおよびストレージ管理者がこれまで使っている形式を変えずにデータへ容易かつ迅速にアクセスし、長期保存するサポートを提供します。これは、データのバックアップ、メディアのアーカイブ、監視ビデオの保存などに役立ちます。

2.コストの透明性を戦略的に優先

ITリーダーが最も考慮すべき事項の一つとして、(特に環境間でデータを移動する場合の)予測不可能なクラウドコストが挙げられます。Gartner®は、「コスト効率も重要な推進力の一つです。DHIソリューションでは、実際の使用量に基づいて課金する消費ベースの価格設定モデルを採用することが多く、IT支出を最適化し、不要な支出を削減しています。」と述べています。

ポイント:

Wasabiでは、データアクセス料、下り転送料、その他のAPI料金が無料で、隠れたコストを排除します。コストの透明性が高いことは、データが頻繁に取得およびダウンロードされたり、複数の場所に複製されたりするハイブリッドアーキテクチャにとって特に重要です。Wasabiで必要な料金は使用したストレージ容量に対してのみであり、それ以上の課金は発生しません。

3. 企業に必要なのは柔軟性を重視したストレージ

“Hype Cycle™ for Storage Technologies”では、「ハイブリッドクラウドのファイルデータサービス事業は拡大しており、グローバルデータアクセスのプロバイダーから、データの洞察、サイバーレジリエンス、ライフサイクル管理、パブリッククラウドとオンプレミス展開全体におけるデータモビリティなどのプラットフォームサービスに至るまで多岐にわたる」と指摘しています。

ポイント:

Wasabiのパートナーには、先進的なバックアップ、アーカイブ、メディアワークフロープラットフォームが備わっているため、組織にハイブリッドストレージを導入する際、技術スタックを全面的に見直す必要がありません。また、Wasabiは災害復旧からコンテンツ配信まで、ビジネスに合わせて進化するハイブリッド戦略をサポートします。

それに加えて、複雑化する環境でストレージを管理・配布するために必要なネイティブツールとプラットフォームもユーザーに提供されます。

  • エンドユーザー向けにホワイトラベル化できるプラットフォームが必要ですか?

  • 組織内の複数のビジネスユニットに対して、クラウドストレージを分配する必要がありますか?

  • 複数のストレージ環境およびリソースへのアクセスについて、複雑な管理を行う必要がありますか?

追加費用なしでタスク実行が可能なWasabi Account Control Manager

Gartner®の“Hype Cycle™ for Storage Technologies”は、今後の方針を考えるCIOや現在ストレージを管理しているIT管理者に対して、ハイブリッドクラウドストレージの方向性やプロバイダーの選択を戦略的に考える上で役立つ情報を提供します。

Wasabiをハイブリッドストレージ環境に導入することは、シンプルさ、拡張性、コスト管理など、あらゆる面で理にかなっています。

Gartner®の“Hype Cycle™ for Storage Technologies”の無料ダウンロードはこちら

クラウドストレージを既存のツールやインフラとシームレスに統合

Wasabiは、バックアップ、アーカイブ、メディア、監視プラットフォームなどの環境ですぐにご利用いただけます。

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Gartner、Julia Palmer著、Hype Cycle for Storage Technologies, 2025、2025年6月19日

GARTNERは、米国および国際的にGartner, Inc.および/またはその関連会社の登録商標およびサービスマークです。また、HYPE CYCLEはGartner, Inc.および/またはその関連会社の登録商標です。本ブログでは許可を得て使用しており、一切の無断転載を禁じます。

Gartnerの調査レポートは、記載されているベンダー、製品、サービスを推奨するものでも、最高評価またはその他の指定を受けたベンダーのみを選択するよう技術ユーザーに助言するものでもありません。また、Gartnerの調査レポートはGartnerの研究組織の意見で構成されており、事実として解釈されるべきではありません。本調査に関して、Gartnerは商品性や特定目的への適合性を含む、明示的または黙示的な一切の保証を否認します。

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