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ジェネラル

クラウドストレージを有効活用するには? ランサムウエア対策としての効果に注目

2023 September 20
Chizuru TominagaDirector, APAC Marketing

ランサムウエアの脅威は日々増しており、個人から企業までがこのサイバー攻撃から身を守る方法を探しています。そこで注目されるのが、クラウドストレージの活用です。この記事ではクラウドストレージの基本から、ランサムウエア対策としての利点と課題、そしてベストプラクティスについて探ります。


クラウドストレージの基本

クラウドストレージはオンライン上にデータ(ファイル)を保存するサービスです。個人向けから法人向けまでさまざまな製品がリリースされていて、それぞれに独自の強みや特徴を持っています。法人向けのクラウドストレージとしては、AWS S3やAzure Files、Google Workspace、Dropboxなどが代表的です。

クラウドストレージのメリット

クラウドストレージの主なメリットとしては「データの保護」「容易なアクセス」「チーム作業の効率化」などが挙げられます。 データの保護:外部のデータセンターにファイルを置くことで、突如として起こる社内のハードウェア故障やデータ消失からデータを保護します。 容易なアクセス:社内はもちろん社外からでも、容易にデータにアクセスできます。 チーム作業の効率化:複数のユーザーが同時に作業できるため、チームでの作業が効率的に行えます。 これらに加えて注目されているのが、ランサムウエア対策としてのクラウドストレージの活用です。


ランサムウエアとは?

ランサムウエアはウィルスやマルウェアと同様に、コンピュータやネットワークに侵入して危害を加える、悪意のあるソフトウェアの一種です。

一般に、ランサムウエアはメールの添付ファイルやフィッシングサイトなどを通じて拡散します。そして感染したパソコン内に保存されているファイルを暗号化し、解除のための「身代金」を要求するのが特徴です(身代金を要求せず、暗号化そのものを目的とするものもあります)。

ランサムウエアを仕掛けた側が暗号化を解除しない限り、会社側は重要なデータが失われるリスクにさらされ続けます。また解除されるとしても、それまでのあいだ企業活動が停止したり、業務に大きな支障をきたす可能性もあります。


クラウドストレージのランサムウエア対策

クラウドストレージが提供する以下の特徴は、ランサムウエア対策として非常に効果的です。

バージョン管理

クラウドストレージでは、異なる時点のデータを複数のバージョンとして保存できます。 つまり、仮にランサムウエアによってデータが変更された場合でも、パソコンがランサムウエアに感染する前の安全な状態に戻すことができます。

リモートバックアップ

クラウドストレージは、クラウド(インターネット上のサーバー)にデータを保存します。社内のハードディスクが物理的なダメージを受けたり、ランサムウェアの攻撃を受けてアクセス不能になったとしても、クラウド上のデータはアクセス可能です。 多くのクラウドストレージ製品では、設定により自動でリモートバックアップが行われます。


課題と注意点

クラウドストレージの活用には、ランサムウエア対策として多くのメリットがあります。しかしいくつかの課題と注意点があることも理解しておきましょう。

ランサムウエアのバックアップ

クラウドストレージの特徴のひとつである「自動」のリモートバックアップは、設定次第では諸刃の剣となります。というのも、ランサムウエアに感染したことに気付かないまましばらくパソコンを使用していた場合、ランサムウエアごとバックアップが行われる可能性があるからです。 このリスクを回避するためには、定期的なデータ確認と、必要に応じて自動同期の設定を見直すことが欠かせません。

クラウドストレージへの攻撃

クラウドストレージそのものも、ランサムウエアをはじめとする悪意ある攻撃の対象になる可能性があります。もちろんクラウドストレージにはサービス提供業者によって強固なセキュリティが導入されていますが、それでもリスクがゼロになるわけではありません。

リスクをできるだけ減らすには、あらかじめサービスプロバイダのセキュリティポリシーを確認しておくこと、そしてクラウドストレージが攻撃を受けた場合に迅速に対応できるよう、緊急対策プランを準備しておくことが重要です。


クラウドストレージ活用のベストプラクティス

ランサムウエア対策を効果的に行うために、クラウドストレージの活用におけるベストプラクティスをいくつか挙げます。

定期的なデータバックアップ

クラウドストレージの特徴、特にバージョン管理のメリットを最大限に生かすために、定期的なバックアップを行いましょう。ただしバージョンが増えるほどデータの量も増えるため、どれだけの頻度で、どれくらいのバージョンを保存するかはよく検討する必要があります。

またバックアップが確実に保存されているか、リストアプロセスが適切に機能するかを確認するために、期的にバックアップ機能をテストすることも重要です。

二段階認証の利用

クラウド上のデータが攻撃を受けないために、二段階認証を利用してアカウントのセキュリティを高めましょう。二段階認証が有効であれば、パスワードの強度が低い場合や万一パスワードが漏洩した場合でも外部からの侵入を食い止めることが可能です。

教育とトレーニング

クラウドストレージを利用するすべての社員にセキュリティ意識を高める教育を行うことで、ランサムウエアの脅威とその対策について理解を深めることができます。ランサムウエアによる攻撃は日々進化しています。新しい脅威や攻撃手法に対抗するため、定期的なトレーニングを実施して利用者の知識を最新の状態に保つようにしましょう。


まとめ:クラウドストレージを活用して会社のデータを守りましょう

クラウドストレージはランサムウエア対策の強力なツールとなり得ます。ただし、その活用には適切な知識と準備が不可欠です。この記事で紹介したベストプラクティスを活用し、安全にクラウドストレージを活用しましょう。

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