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ジェネラル

オンプレミスとクラウド、それぞれのオブジェクトストレージの違いを比較

2023 April 26
Chizuru TominagaDirector, APAC Marketing

現代のビジネスでは、多くの企業が日々大量のデータを扱います。本記事ではデータの効率的な管理に役立つオブジェクトストレージの概要に加え、オンプレミスとクラウド、それぞれのオブジェクトストレージを比較します。


オブジェクトストレージとは?

オブジェクトストレージは、データをオブジェクトとして保存・管理するストレージシステムです。オブジェクトストレージでは一意のID(識別子)でデータを管理するため、階層的なフォルダ構造が不要になり、大量のデータを効率的に扱うことが可能になります。

オブジェクトストレージの主な特徴

オブジェクトストレージには、一般的に以下のような特徴があります。

  • スケーラビリティ:ペタバイト級のデータ容量があり、大規模なデータセットを効率的に管理できる

  • メタデータ管理:それぞれのオブジェクトにメタデータが付与され、データ検索や管理が容易になる

  • データ保護とデータ耐久性:データの冗長性を保ちつつ、データ損失のリスクを低減できる

  • RESTful API:オブジェクトストレージはRESTful APIを通じてアクセスされ、データのアップロード、ダウンロード、検索、削除などの操作が容易に実行できる


オンプレミスのオブジェクトストレージ

オンプレミスのオブジェクトストレージは、企業や組織が自社のデータセンターやサーバールーム内に設置・運用するオブジェクトストレージシステムです。クラウドサービスとは異なり、企業が自らインフラストラクチャとデータの管理を行います。

メリット

オンプレミスのオブジェクトストレージには、クラウドのオブジェクトストレージと比較して以下のようなメリットが挙げられます。

セキュリティ管理

オンプレミスのオブジェクトストレージは企業内のネットワークで運用されるため、独自のセキュリティポリシーや規制に従ってデータを管理できます。

パフォーマンス

オンプレミスのオブジェクトストレージは独自のネットワークインフラを利用するため、データ転送速度やレイテンシ(遅延時間)のパフォーマンスを改善させることが容易です。

カスタマイズ性

企業はオンプレミスのオブジェクトストレージを独自のニーズや要件に合わせてカスタマイズできます。これにより、特定の業務要件やパフォーマンス基準を満たすことができます。

コストコントロール

オンプレミスのオブジェクトストレージでは、企業がデータストレージのコストを直接管理できます。クラウドに対して初期投資はかかるものの、長期的には運用コストが予測しやすいとされています。

注意点

上でも触れた通り、オンプレミスのオブジェクトストレージを構築するためには、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク設備などの初期投資が必要です。また運用、保守、アップデートも企業が自ら行うため、専門的な知識や人的リソースが必要です。

代表的な製品

オンプレミスのオブジェクトストレージソリューションには、Cloudian、Dell EMC ECS、IBM Cloud Object Storage、NetApp StorageGRIDなどがあります。これらのソリューションは、オンプレミス環境でオブジェクトストレージを効果的に運用するための機能や性能を提供しています。


クラウドのオブジェクトストレージ

クラウドのオブジェクトストレージは、インターネットを通じてアクセスできるオブジェクトストレージサービスです。企業のデータはサービスを提供する事業者のデータセンターに保存され、インターネット回線を通してさまざまなデバイスやアプリケーションからアクセスできます。

メリット

クラウドのオブジェクトストレージには、オンプレミスのオブジェクトストレージと比較して以下のようなメリットが挙げられます。

スケーラビリティ

クラウドのオブジェクトストレージは必要に応じて容量を容易に増減できるため、企業やビジネスの規模が変化するような状況にも柔軟に対応できます。

低コスト

クラウドのオブジェクトストレージは従量課金制が一般的で、実際に使用したストレージ容量やデータ転送量に応じて料金が発生します。このため初期投資や運用コストを削減できます。

簡単なデータアクセス

クラウドのオブジェクトストレージはインターネット経由でどこからでもアクセスできるため、リモートワークや、複数拠点に散らばるチームが利用する場合に便利です。

データ保護と耐久性

クラウドのオブジェクトストレージサービスは、データセンター間でのレプリケーションや自動バックアップ機能を提供していることが多いため、データの可用性と耐久性が向上します。

注意点

クラウドのオブジェクトストレージを利用する際には、データセキュリティやプライバシー、法規制への準拠、データ転送コストやレイテンシなどの課題に注意する必要があります。

代表的な製品

代表的なクラウドのオブジェクトストレージサービスには、Amazon S3、Google Cloud Storage、Microsoft Azure Blob Storage、Wasabi Hot Cloud Storageなどがあります。これらのサービスは、高い可用性、セキュリティ、およびパフォーマンスを提供し、ビッグデータ分析、バックアップ、アーカイブ、コンテンツ配信などの様々な用途に適しています。


まとめ

オンプレミスのオブジェクトストレージと、クラウドのオブジェクトストレージには、それぞれメリットと注意すべき点(デメリット)があります。企業がこれらのサービスを選択する際は、自社のニーズやリスクを慎重に評価して、適切なサービスを選択することが重要です。

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