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IoTの成功のカギはクラウドにあり!データ活用を加速させるクラウドの役割とそのメリット

2024 June 20

身の回りのモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)。私たちの生活やビジネスを大きく変える可能性を秘めた技術ですが、その実現にはクラウドの活用が不可欠です。IoTデバイスから収集される膨大なデータを処理・分析し、新たな価値を生み出すためには、クラウドの持つ強力なコンピューティングリソースとストレージが欠かせません。

この記事では、IoTにおけるクラウドの役割とメリットをわかりやすく解説します。クラウドを活用することで、IoTの導入効果を最大化し、ビジネスの成長を加速させるためのヒントが得られるはずです。

IoTにおけるクラウドの役割

IoTシステムにおいて、クラウドは司令塔のような役割を担います。クラウドは、IoTデバイスから集められたデータを保管・分析し、デバイスの管理や制御を行うことで、IoTの真価を発揮させる基盤となるのです。

IoTデバイスのデータを収集・保存

IoTデバイスには、温度センサー、湿度センサー、GPSなどさまざまなセンサーが搭載され、膨大なデータを生成し続けています。これらのデータを集約し、安全に保管するのがクラウドです。クラウドにはIoTデバイス単体では保存しきれないほどの膨大なデータを保管できるため、長期的なデータ分析や活用が可能になります。

IoTデバイスの管理・制御

クラウドはIoTデバイスの状態を監視し、ソフトウェアのアップデートやセキュリティ対策を遠隔で行うことができます。これによりIoTデバイスの安定稼働を維持し、セキュリティリスクを低減することができます。また、クラウドを介してIoTデバイスを遠隔操作することも可能です。

IoTデータの分析・活用

クラウドには、収集したIoTデータを分析するためのさまざまなツールやサービスが用意されています。これらのツールを活用することで、IoTデータからビジネスに役立つ知見を引き出すことができます。たとえば顧客の購買行動を分析してマーケティング戦略に活かしたり、工場の稼働状況を分析して生産効率を向上させたりすることが可能です。さらに、機械学習やAIと連携することでより高度なデータ分析が可能になり、将来の予測や異常検知など、新たな価値を生み出すことができます。

クラウドがIoTにもたらすメリット

クラウドは、IoTシステムの構築・運用においてさまざまなメリットをもたらします。ここでは、とくに重要な3つのメリット、コスト削減、拡張性の確保、セキュリティ強化について解説します。

コスト削減

クラウドサービスの多くは従量課金制を採用しています。実際に利用した分だけ料金を支払うため、コストを最小限に抑えることが可能です。また、自社でサーバーを構築・運用する必要がないため、サーバーの購入費用やメンテナンス費用などのコストも削減できます。さらに、クラウドサービスはプロバイダーによって管理・運用されるため、システムの安定稼働を維持するための人的コストも削減できます。

拡張性の確保

IoTデバイスの数は増加の一途をたどっており、それに伴いデータ量も爆発的に増えています。クラウドの強みは、このような状況にも柔軟に対応できる拡張性を備えていることです。必要な時に必要なだけリソースを増減できるため、ビジネスの成長に合わせてシステムをスムーズに拡張することができます。また、クラウドサービスの多くが世界中にデータセンターを配置しているため、地理的な制約を受けずにシステムを展開することができます。

セキュリティ強化

IoTデバイスはインターネットに接続されているため、サイバー攻撃のリスクに常にさらされています。この点、クラウドは高度なセキュリティ対策を施しており、IoTデバイスやデータの効果的に保護できます。たとえば、不正アクセスを防ぐためのファイアウォールや、データを暗号化して保護する技術などはその一例です。さらに、プロバイダーが24時間365日体制でシステムを監視している点も、安心につながるでしょう。

IoTでクラウドを活用する際の注意点

クラウドはIoTシステムに多くのメリットをもたらしますが、同時にいくつかの点に注意が必要です。ここでは、セキュリティリスク、ネットワーク依存、ベンダーロックインという3つの注意点について解説します。

セキュリティリスク

クラウドサービスは、高度なセキュリティ対策を施していますが、100%安全ではありません。万が一、セキュリティインシデントが発生した場合、データの漏洩や改ざんといった深刻な被害を受ける可能性があります。そのため、クラウドサービスを選ぶ際には、セキュリティ対策の内容をしっかりと確認し、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。また、自社でもセキュリティ対策を講じ、多層的な防御体制を構築することが求められます。

ネットワーク依存

クラウドサービスはインターネットを介して利用するため、安定したネットワーク環境が不可欠です。ネットワークが不安定な場合、IoTデバイスとの通信が途絶えたり、データの送受信に遅延が生じたりする可能性があります。そのため、信頼性の高いネットワーク回線を選び、バックアップ回線を用意するなどの対策が必要です。また、ネットワーク障害発生時の対応手順を事前に定めておくことも重要です。

ベンダーロックイン

クラウドサービスは、ベンダー独自の技術や仕様に基づいて構築されているため、他のクラウドサービスへの移行が困難な場合があります。これをベンダーロックインと呼びます。ベンダーロックインを回避するためには、複数のクラウドサービスを比較検討し、オープンな標準規格を採用しているサービスを選ぶことが重要です。また、データの移行手順を事前に確認しておくことも大切です。

IoTを成功させるクラウドの選び方

IoTの運用を成功させるためには、適切なクラウドサービスを選ぶことが重要です。IoTに適したクラウドサービスを選ぶ際のポイントは、以下の点が挙げられます。

  • 拡張性: IoTデバイスの増加やデータ量の増大に対応できるスケーラビリティを持っているか

  • セキュリティ: IoTデバイスやデータを保護するための十分なセキュリティ対策が施されているか

  • 費用対効果: 自社の予算やニーズに合った料金プランが用意されているか

  • サポート体制: トラブル発生時などに迅速に対応してくれるサポート体制が整っているか

  • IoTに特化した機能: IoTデバイスとの連携機能やデータ分析機能などが充実しているか

これらのポイントを踏まえ、複数のクラウドサービスを比較検討し、自社のIoTプロジェクトに最適なサービスを選びましょう。

まとめ

IoTの成功には、クラウドの活用が不可欠です。クラウドは、IoTデバイスのデータを収集・保存し、デバイスの管理・制御、データの分析・活用を効率的に行うことで、IoTの価値を最大限に引き出します。

クラウドを活用することで、コスト削減、拡張性の確保、セキュリティ強化といったメリットも得られます。ただし、セキュリティリスク、ネットワーク依存、ベンダーロックインといった注意点もあるため、これらの点を考慮しながら、適切なクラウドサービスを選ぶことが重要です。

IoTの導入を検討している方は、ぜひ複数のクラウドサービスを比較検討し、専門家のアドバイスも参考にしながら、自社に最適なクラウドサービスを選んでください。

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