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Boston Red Sox、Wasabi Hot Cloud Storageでホームランを記録!

Boston Red Sox、Wasabi Hot Cloud Storageでホームランを記録!

David Ball
By David Ball
Director of Content and Customer Advocacy

May 17, 2023

野球は数センチの勝負といわれます。今はビッグデータの勝負でもあります。Boston Red Soxをはじめとする現代のメジャーリーグ球団は、数ペタバイトのデータを収集・分析し、選手のパフォーマンス向上だけでなく、球場の中でも外でもファンが存分に楽しめるようにするなど、あらゆることに役立てています。フェンウェイパークには50台以上のハイスピードカメラが設置されており、1試合で生成されるデータは数テラバイトにのぼります。さらに、育成、マイナー、メジャーの各リーグでフェンウェイ スポーツ マネジメント(FSM)が運営する6つの球場その他の施設で撮影・制作されるビデオを加えると、膨大な量のデータを処理することになります。そこで、FSMおよびボストン・レッドソックスのシニアバイスプレジデント兼最高技術責任者のブライアン・シールド氏は、多くのデータの処理・分析にGoogle Cloud Platform(GCP)を使用する一方で、すべてのデータを優れたコスト効率で保存するために、Wasabiに注目しました。

ホームラン級の大幅なコスト削減と高速アクセス

「これまでは、手頃な料金で保存できるデータの量だけでなく、分析目的でファイルにアクセスするための速度にも限りがありました」と説明します。これまでのハイパースケーラー クラウド サービスでは、長期保存と高速ファイルアクセスの両方を必要とする巨大なデータストアに対応できません。自動階層化ソリューションの場合は、アクセス頻度の低いデータを低コストのサービス階層へ移動できる一方で、急にデータにアクセスする必要が生じたときには、高額なデータ転送料金がかかるだけでなく、コンテンツをよりホットなサービス階層に移行することでテラバイトあたりのコストも高くなります。「Wasabi Hot Cloud Storageのおかげで、コントロール不能なクラウド費用を心配することなく、これらの資産すべてをすぐにアクセスできるアクティブアーカイブに保存できるようになりました」とシールド氏は語っています。

1つのクラウド ストレージ層で複数のユースケースに対応

MLBでは、映像によるコーチングシステムが重要視されています。来るべき敵に備えるべく、チームでは何シーズンにもわたる高解像度のマルチアングル映像を使用しているため、大容量のストレージが必要になります。「Wasabiの優れたサービスを使うことで、消費・分析するコンテンツの幅を広げてより効果的な判断を下すことができます。」とシールド氏は述べています。「また、長期間のストレージソリューションとしてWasabiを使用し、将来的に活用できる生データを保存することで、高度なビデオ分析や機械学習にも役立てる予定です。」

Wasabiは、映像の保存や分析、Microsoft 365、GCP、Azureのバックアップ、球場内のカメラからの監視データなど、あらゆる要件に対応します。つまり、Wasabiは私たちにとって、バックアップやデータ保持のニーズを満たすホームラン級の製品なのです。

Wasabiでは大手3社のクラウドプロバイダーと比べて5分の1のコストでデータの保存・取り出しが行えます。そのためシールド氏は、Microsoft 365、ビデオ監視、履歴とリアルタイムのビデオアーカイブ、GCPやAzureのバックアップとリカバリなど、さまざまな用途にわたるWasabiの活用を検討しています。

Red Soxのビデオ資産のアクティブアーカイブ

1901年からの歴史があるBoston Rex Soxでは、フィルムなどの映像資産が山のように存在します。シールド氏は次のように語っています。「当社のビデオコンテンツにはいくつかのクラスがあります。かけがえのない歴史的に貴重なもの、まだ完全にはデジタル化されていないもの、比較的最近に生成されたアクティブコンテンツと考えられるもの。私たちは、このような歴史的に豊かな素材の多くに、クラウドベースの災害復旧ソリューションとして、Wasabiを活用する予定です。」シールド氏は、さらに大規模なコンテンツプールへのアクセスを迅速化することでビデオ制作のワークフローを強化する手段としても、Wasabiを検討しています。シールド氏は、「この歴史的データをクラウドストレージに変換して必要な時にいつでも取り出せるようにできるコスト効率の高い手段があれば、ビデオ制作チームにはあらゆる可能性が開かれます」と説明しています。「その結果、メディア資産管理担当者による検索が可能で、十分に保護され、アクセス性に優れ、オンプレミス環境とクラウドストレージ環境に広がる、完全インデックス付きアーカイブが生まれます。これらはすべて、システムを使用する人にとってシームレスであり、ストレージ全体のコストを削減しつつ、データへのアクセスを劇的に向上させるはずです。」

ビデオ監視データの保存期間を延長

シールド氏にとっての最重要課題は、ファンの安全と運営の効率性です。シールド氏は次のように説明します。「この秋には新しい音楽ホールをオープンしましたし、数年後にはフェンウェイパークとその周辺の拡張計画もあります。ですから、監視の重要性はさらに高まっていきます。これまでは監視ビデオを保持して分析する能力に限界があったので、どうすればより安全な環境を作り出せるか、どうすればサービスの質と安全基準の向上を継続できるかという課題に取り組み続けることを可能にするWasabiの能力は、非常にエキサイティングです。」

重要な顧客データとGCPデータのバックアップ

2020年、球団はすべての営業データとマーケティングデータをSalesforceに移行し、Google Cloudのエンタープライズデータウェアハウスと双方向に統合しました。球団が収集するデータの大半は、まもなく、Wasabiに保存されバックアップされます。シールド氏は、「豊かな意思決定をサポートするために使用される重要なファンレベルのデータの量が大幅に増加しています」と語っています。このコンテンツの重要性を踏まえ、GCPのバックアップもまた、Wasabiストレージのもう1つのターゲットとなりました。「最終的にWasabiは、野球のビデオ分析コンテンツ、GCP、ビデオアーカイブ、IoT、球場全域のカメラとデバイスから取り込んだ監視データなど、すべてに対応することになります。いうなれば、Wasabiは当社のすべてのバックアップとデータ保持のニーズに応えるホームラン級の製品です」とシールド氏はコメントしています。

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