Glossary
Bottomless Cloud
「Bottomless Cloud(底なしのクラウド)」という言葉の由来は?
"The Bottomless Cloud"は、Tom Koulopoulos氏とWasabiのCEOであるDavid Friendの共著による書籍のタイトルです。本書では、時代遅れの「希少性」を通して世界を考察するのではなく、無限のデータを保有するクラウドに目を向けて新たな可能性を探る必要が説かれています。
底なしのクラウドにある可能性を解明する
電力と公共事業の進化は、20世紀における工業化を大きく促進させました。現代では、想像を絶する量のデータがクラウドに移行し、AIや機械学習によって次の大革命が起ころうとしています。しかし、多くの人々は、希少性の経済学に基づいて構築された、時代遅れとも言える産業時代の考えを未だに持ち続けています。この希少性モデルの大きな問題は、データの保存が最小化されるべきであると見なしている点です。
しかし、昨今のデータストレージは、文字通り無限の(あるいは底なしの)クラウドにすべてのデータを永久に保管し、そこから新たな価値を引き出すことに集中できる存在とみなされるようになってきました。今後、データストレージはあらゆるものを支える安価かつ豊富なリソース、つまり、「底なしのクラウド」になると予測されます。