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教育機関でWasabi Hot Cloud Storageが役立つ5つのポイント

2024 November 28By Luke Boland

Wasabi Hot Cloud Storageとは? 

Wasabi Hot Cloud Storage は、優れた拡張性、安全性、コスト効率でデジタル資産を保護する革新的なクラウドストレージサービスです。また、高速かつ耐久性・信頼性の高いストレージインフラを提供し、様々なアプリケーションやプラットフォームに完全対応します。Wasabiのアーキテクチャには、手頃な価格で高いパフォーマンス求める企業や機関のニーズを満たす設計が施されています。Wasabiで得られる主なメリットの1つとして、拡張性の高さが挙げられます。教育機関は、新たなハードウェアへの投資や容量不足を心配することなく、データ要件の増加に応じてストレージ容量を簡単に拡張することができます。Wasabiアーキテクチャはデータの増加にもシームレスに対応するため、あらゆる規模の教育機関にとって理想的なソリューションです。

教育機関におけるデータストレージの課題

データ管理に関して、教育機関ならではの課題が発生することがしばしばあります。代表的な課題として、以下の例が挙げられます。

データ量の増加

教育機関では、デジタルコンテンツがかつてないほど急増しています。学術研究から得られるデータリポジトリやマルチメディアコース教材のライブラリなど、生成されるデータは膨大な量に及びます。しかし、従来のストレージソリューションではこのデータ量に対応できず、ストレージインフラが過負荷になりデータアクセスが阻害されます。

限られた予算

教育予算には政府の資金、授業料、個人の寄付などが含まれますが、大抵の場合は不足しています。そのため、従来のオンプレミスストレージに多額の資金を費やすことはできません。ハードウェアの維持、ITスタッフの雇用、インフラのアップグレードなどにかかるコストは、あっという間に枯渇してしまう可能性があります。

アクセシビリティ

デジタルコミュニケーションがますます標準になりつつある現代では、教育データへのアクセスを確保することが不可欠です。つまり、海外に留学する学生や遠隔地で働く教職員など、場所を問わずいつでもデータにアクセスできる状態が確保する必要があるのです。しかし、すべてのデータにリモートでアクセスし、すべてのコンピューターがクラウドに保存されている資料を取得できるわけではありません。そのため、教育機関は、技術リソース、場所、能力に関係なく、選択したクラウドストレージにすべてのユーザーがアクセスできる状態を確保する必要があります。これにより、誰もが学び、成功する機会を平等に得ることができるようになります。

セキュリティとコンプライアンス

機密情報の保護は、教育機関にとって最優先すべき事項です。学生の成績、教員のデータ、研究結果を保護することは、倫理的な面で義務とされるだけでなく、多くの場合、法的要件でもあります。しかし、小規模または個人でホスティングされているクラウドサービスの多くは、重要な規制基準を監査・遵守するためのリソースが不足する傾向にあります。 

予測不可能なコスト

データストレージにかかるコストを正確に予測することは簡単ではありません。クラウドプロバイダーによっては、価格体系が複雑で予期しない費用が発生してしまうこともあります。下り転送料とAPIリクエスト料金は特に予測しにくいため、多くの組織が経費を把握するのに苦労しています。また、これらふたつの料金は、予算を抑えたい企業が見落としがちな問題を与える可能性があります。下り転送料やAPIリクエスト料金は、データがクラウドから出たり、外部アプリケーションによってアクセスされたりする際に発生します。つまり、転送されるデータ量やデータの地理的な送信先など、さまざまな要因が関係することでコストが左右されます。世界中にユーザーを抱える企業にとって、下り転送料を予測することは非常に困難です。また、下り転送料は、ユーザーアクティビティ、データ取得パターン、ダウンロード習慣などの変化によって予期せず急上昇することもあるため、ますますコストを計算しにくくなります。

Wasabiが教育機関に最適なクラウドストレージソリューションである5つの理由 

セキュリティと予算の課題が多くある中でも、Wasabiは教育におけるデータ増加に対応する理想的なソリューションとして評価されています。ここからは、Wasabiが教育機関のクラウドストレージに与える5つのメリットをご紹介します。

使いやすさ

Wasabiは使いやすさを重視しており、教育機関にとって最適なソリューションです。直感的なインターフェースと簡単なセットアップで、専門的なITトレーニングを受けていない方でも、既存の環境にWasabiをスムーズに導入することができます。製品の統合も同様で、他の業務を中断することなく既存のデータ管理を行えます。Wasabiを使用することで、クラウドはもはや複雑な負担ではなく、シームレスでアクセス可能なツールになります。

コスト効率とオンプレミスストレージ

教育機関には予算の制約があるため、常にリソースを慎重に配分する必要があります。Wasabiでは、設備投資と運用コストを大幅に削減することが可能です。また、初期設定だけでなく、メンテナンス、ハードウェアのアップグレード、人件費のコストも節約できます。これにより、かつてはストレージインフラの維持に費やされていた資金を、教育体験の向上、奨学金の資金提供、研究イニシアチブへの投資に充てることができるようになります。

低コストのクラウドストレージ

Wasabiは、透明かつ手頃な価格設定で高く評価されています。複雑な価格体系や隠れた料金で混乱しがちなクラウド業界において、Wasabiのシンプルさは特に際立っています。Wasabiでは、下り転送料とAPIリクエスト料金が無料で、ストレージに対する定額料金のみが請求されます。厳しい予算で運営している教育機関にとって、この価格設定の明確さは非常に重要です。Wasabiでは、突然に出費が急増して不愉快になる心配がありません。予測可能かつ低コストなWasabiのクラウドストレージで、教育機関は資金計画を立てやすくなり、金銭的な混乱なしに一貫した質の高い教育を提供することができます。

予測可能な価格設定

Wasabiは、料金体系が明瞭なだけでなく、データ取得コストもわかりやすい価格設定になっています。中には、データにアクセスする際に驚くほどの出費が必要となり、教育機関に大きな負担を与えるクラウドプロバイダーも存在します。一方、Wasabiを使用すると、データの取得にかかるコストも常に把握しておくことができます。この予測可能性により、経済面における安全性と管理意識が向上し、十分な情報に基づいて意思決定を行うことができます。

セキュリティ、コンプライアンス、データプライバシー

Wasabi Hot Cloud Storageの強力なセキュリティ機能は、教育機関にとって極めて重要です。暗号化、アクセス制御、S3オブジェクトロックなどのカスタマイズ可能なデータ保持ポリシーによってデータ侵害に対応し、学生や教職員の機密情報を確実に保護します。さらに、WasabiはFERPAやHIPAAなどのデータプライバシー規制にも準拠するように設計されており、教育機関に安心感を与えます。これにより、データの安全性が保証されるだけでなく、法規制による罰則リスクが最小限に抑えられ、教育機関の評判と関係者からの信頼を高めることができます。

まとめ

Wasabi Hot Cloud Storageは、データ管理の課題を抱える教育機関に優れたソリューションを提供します。Wasabiを選択することで、データ管理プロセスの合理化、コスト削減、セキュリティの強化、データのプライバシー確保を実現します。データへのアクセスや効率的な管理が極めて重要な時代において、Wasabi Hot Cloud Storageを選択することは賢明かつ先進的な決断であると言えます。これにより、安全でアクセスしやすく、コスト効率の高いリソースを利用できるようになり、教育者と学生の双方にメリットがもたらされます。 

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